横紋筋肉腫に変わりました

2017年9月平滑筋肉腫と診断されました。2017年12月病理検査の結果、横紋筋肉腫に病名が変わりました。

2016年12月16日

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ちょうど一年前、2016年12月16日に当時90歳だった母が、「年を越すのは難しい」と余命2週間の告知を受けました。


母はこれと言った持病もなかったのですが、秋口から次第に食事量や体重が減り、入所していた施設の医者には、「老衰での死が近づいている。緊急の場合、どのように対応するかを家族でよく相談して下さい」と言われました。


妹と相談して、「人工呼吸や胃瘻などでの無理な延命はしない」とスタッフには告げましたが、いざその時が近づいてくると、「無理な延命」と「通常の医療行為」の線引きがとても難しかった。


点滴による、水分や栄養の投与に対して、医者は「もう体が受け付けていない。本人にとって辛い時間が長引くだけ」と反対しましたが、私達にはこれらは通常の医療行為に思えました。


「私達だって、例えば肺炎などで体力が一時的に落ちた時には、ただ寝ているだけでは回復出来ない。そうなったら、私達でも点滴が必要。それとどう違うのですか?」と食い下がり、無理を言って点滴を続けてもらいました。


医者からしたら、穏やかで幸せな老衰であるのかもしれないけれど、私達が想像していた老衰とは違っていました。私達がイメージしていたのは、少しずつ衰えながらも普通に暮らし、ある朝目覚めなかった…というような、絵に描いたような、そして現実には多分有り得ない老衰死。


母にとってどちらが良かったか分かりませんが、点滴や頑張って口から水分や食事を取る事を嫌がってはいなかった…そう信じています。


2016年12月16日から母が亡くなった2017年2月25日迄、毎日夜空の月の満ち欠けを眺めては、母の命の残り時間とを重ねて考えていました。


次の満月までは🌕


次の満月までは🌕




あの頃は、自分自身の命の残り時間なんて、これっぽっちも意識しなかった。今は、意識せざるを得ない毎日です。



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