保険請求の為の診断書で分かった事②
え〜、私って「浸潤がん」だったんだ😫
浸潤してたんだ…
診断書を書いてもらって分かった事の二つ目は、浸潤があった事です。
病理検査の結果を聞いているのに、そんな基本的な事を理解していなかったの?と言われそうですが、正直言ってよく分かっていなかったのです。
検査結果を聞いた時、「断端と浸潤が(将来的な)再発の可能性を表し、悪性度が転移の可能性を表す」と説明されました。悪性度は8段階中の7(悪い方から2番目)なので、転移する可能性は高いと。それに対して、断端は陰性(検査結果に明記してある)。
「再発は無いと思うよ😊」
慎重で心配性で基本ネガティブな発言の多い主治医ですが、再発に関してはやけに強気で、手術後の抜糸な際にも自信たっぷりにそう言っていました。
病理検査結果には、浸潤についての私が理解できるような直接的な記述はありません。そこで、
再発の可能性は低い
↓
断端陰性・浸潤無し
このように勝手に解釈して、周囲にもそう話していました。乳がんの友人には、「浸潤が無いというだけで羨ましい」と言われちゃいました。誤解させてゴメンね。
診断書には、TNM分類でT2とあります。やっぱり、浸潤はあったのね(涙)
がんサポート*TNM分類の意味
https://gansupport.jp/article/series/series09/4687.html
病理検査結果って、病理医が主治医に向けて書いたものなので、患者にはちょっと分かりにくい。それに比べると診断書は、医者では無い保険会社の担当者(但し仕事柄、一般人よりは医学知識が有りそうだけれど)に向けて書かれているので、直接的で分かりやすい。
保険金はそんなに払われなかったけれど、自分のがんの状態を客観的に理解出来たのは、良かったかな。
主治医にも次の診察の際には、
「私って、浸潤がんだったんですね」
「保険金が支払われやすいように、"肉腫"という言葉を使わず、"がん"と書いておいたよ」
「そこじゃなくて、浸潤あったんですね」
「肉腫は基本、浸潤あるよ」
肉腫は「非上皮性細胞から発生する悪性腫瘍」(『「がん」はなぜできるのか』より)とのこと。癌(カンサー)が間質に達するのが浸潤であるならば、そもそも間質に発生している肉腫(サルコーマ)は最初から浸潤していると言えますね。
自分なりに色々調べて、やっとここまで理解出来ました😅
分かったからってどうなるの?と思う方も多いでしょうが、私は自分の状態というか、立ち位置を把握しないと落ち着かないのです。