感謝と共に、医療用ウィッグとお別れ
昨年8月中旬、就寝中に右のお尻に鶏卵より大きな固まり(腫瘍)があることに気づきました。
結構大きかったのに、何故かそれ程重大な事には思えず。「あぁ、有るな」くらいで…
多分25年位前に深刻な卵巣癌を疑われ、大騒ぎした挙句に、単なる卵巣嚢腫だった事があるせいだと思います。
大腸がん検診でレントゲンを撮ったら、「大腸の後ろに巨大な固まり、癌？」カルテに書いてあったドイツ語を暗記して辞書で調べたら、そう書いてありました。すぐ血液検査をしたら、腫瘍マーカーが基準値を大幅にオーバー。確か50以下ならOKが、200は超えていた。
ベッドさえ空いていたら即座に入院・手術と言われました。
結局2週間後に入院・手術しました。結果は、約820gの大きな卵巣嚢腫。最初は病理検査の結果が出るまでずっと入院と言われていましたが、医者が摘出した時に目視した印象が「絶対に良性」だったのと、次の入院患者が待っていたせいで、1週間ちょっとで病理を待たずに退院しました。
まあ、1ヶ月後にはまた腫瘍ができましたけれど😅
この時の印象が強かったので、一旦何かできると大きくなる、でもそんなに悪性なものではない。こう思い込んでいたので、お尻の固まりに気づいても、「あぁ、有るな」だけで妙に落ち着いていました。
本当は、すぐに医者に行けば良かったね。後悔、先に立たずです。
腫瘍に気がついてから、約一年。
おかげさまで、もう医療用ウィッグを使わずに暮らしています。冠婚葬祭やコンサート、知人と外で会う時など20〜30回くらい使ったかな？まだ比較的新しいので、使ってくださる方がいらっしゃればと思い、がん研有明病院の帽子クラブにウィッグを届けに行きました。
医療用ウィッグとお別れできる状態になれたことに、感謝！
がん研有明病院帽子クラブ
http://www.jfcr.or.jp/hospital/about/volunteer/hat.html
医療用ウィッグの無料貸し出しをしている、ひまわり基金にまわしていただけるそうです。がん治療にはお金がかかりがち、冠婚葬祭の時だけに使うのなら、こうした貸し出し制度がありがたいですね。
